社会福祉法人京都西陣福祉会（西陣工房）

ものづくり

伝統産業である「西陣織」「京くみひも」その他の製作を利用者と共に行います。当然のことながら職員が指導的立場になりますので、基礎的な技術の習得が必要です。配置される現場の仕事を１から丁寧に教えます。日常的に作業を行うことで、みんなでものづくりをする楽しさ、品質の追求など、良好なチームワークを作るリーダーシップと共に職人的感性の向上を期待します。

事務作業

西陣工房は障害者と共に働くものづくりの事業所という側面と、障害者をケアする福祉施設という側面を持っています。ものづくりにおいては、発注、納品、営業、宣伝、イベント企画などの仕事、福祉施設としては各利用者の日常的な記録、保護者との面談、行政への報告などの事務作業が不可欠となります。ＩＴやＳＮＳなどを有効に活用して合理的に仕事を進めることが必要となります。

生活支援

西陣工房が目指すのは、利用者が自立した社会人としての人格を形成することです。利用者の現状として、それに及ばない人が多く居るため、あらゆる局面で甘えを排除して大人として自覚できるよう、職員からの働きかけが必要です。また、家事を含めた訓練を行う事業所としてグループホーム（定員６名）を運営しており、そこで世話人、または宿直員として従事して利用者の日常的な世話をすることで、より深く障害者のことを理解していただきます。

レクリエーション

西陣工房では平日の日中は作業が中心になり、工賃を稼ぐために頑張ります。しかし学校と同じく、工賃には繋がらないけれどもサークル活動やリクレーション活動も、視野を広めたり、仲間意識を深めるために極めて重要な要素と位置付けています。卓球バレーサークルのように障害者国体優勝を目指すハイレベルな取り組みから、運動不足解消のためのスポーツデーなど多彩なメニューで、参加した利用者が楽しく成長できることを目指しています。